幸運を呼ぶPIGちゃん
PPPPカラーバージョン Tシャツなどなど、様々なグッズが販売されている。

「……これって」
「そうですわ! あなたのために用意しましたの!」
ドヤ顔で胸を張るセシリアに、俺は思わず頭を抱える。
「お前なぁ……俺を喜ばせるなら、もっと他にいろいろあるだろ? なんでこんな……」
「まあ一夏さんったら、照れなくてもよろしいんですのよ?」
「いや、別にそういうわけじゃなくてだな……」
セシリアはこういうイベントごとが好きなのか? それともただ単に自分が着たいだけか? どちらにしても、あまり嬉しくないプレゼントだった。
そんなことを考えていると、セシリアがおもむろに手を差し出してきた。
「さあ、一夏さんも着替えて下さいまし」
「えっ!?」
差し出された手に握られている衣装を見て、俺はぎょっとする。
「おまっ、これは水着じゃないか!!」
手渡されたのは、青色をしたビキニタイプの水着だった。